当初は外科手術の高リスク例および手術困難例を対象としたTAVIはその良好な成績により対象を拡大してきました。
本邦においても2021年に低リスク例、透析例へTAVIの適応が拡大されました。
低リスク例は従来のTAVI対象患者よりも平均年齢が10歳ほど若く、10年を超える長期予後を見据えた治療が必要です。
また透析例は非透析例よりも手技のリスクが高い可能性があり、人工弁の早期の経年劣化も懸念されます。
本セッションではnew frontier of TAVIと題して新たな次元に入ったTAVIについて解説し、議論したいと思います。