会長挨拶
第60回日本臨床分子医学会の会長を拝命しました下村伊一郎と申します。
伝統ある本学会の会長を務めさせていただくことを大変光栄に存じます。
日本臨床分子医学会は、1964年に設立された臨床代謝学会が前身で、臨床と基礎を分子・メカニズムで繋ぐ、60年の歴史を持つ学術集会です。現在では、代謝学に加えて循環器学、血液腫瘍学、感染症学をも含めた幅広い医学を、ベッドサイドからベンチへと掘り下げ、そしてそこから得られた新しい知見をベッドサイド・患者さん達へと還元するという姿勢で、多くの医学研究者がワンフロアに集う密度の濃い学術集会になっています。
今回の学術集会は第60回記念集会であり、そのテーマも「臨床分子医学から新たな治療医学へ」と本学会の基本理念そのものを掲げて、密度の濃いプログラムとなるよう検討しております。
来る2025年は、大阪・関西万博が開催されます。その年の4月19日(土)に、この大阪の地で本学会を開催し、学問とともに大いに大阪を愉しんでいただける機会にしていただければと存じます。
是非、皆さま、医科学・臨床医学の本質に触れることのできる本学術集会を楽しみにしてください。
2024年6月吉日
第60回日本臨床分子医学会学術集会
会長 下村 伊一郎
(大阪大学大学院医学系研究科 内分泌・代謝内科学 教授)
副会長 西澤 均
(大阪大学大学院医学系研究科 代謝血管学寄附講座 准教授)