ST上昇型急性心筋梗塞(STEMI)は死亡率の高い急性疾患で、世界的には人類の死因
の第一位と考えられています。冠動脈インターベンション(PCI)は素早く施行できれ
ば、血栓溶解療法よりも優れており、世界標準治療と考えられています。しかしなが
ら、緊急性が極めて高く、病院のドアをとおってから90分以内に再開通させるという目
標を達成するためには、日ごろの準備が重要です。院内の体制を整え、術者はこの治療
に対する幅広くかつ深い知識を持っていることが必要です。
しかしながら、日常の忙しい診療の合間に循環器疾患や複雑なPCI技術など多くのことを
学びつつ技術を修練しているPCI術者にとって、STEMIに絞った学習の場が不足している
ように思われます。STEMIの治療は治療のポイント、合併症、ベイルアウトなど待機例
とは異なる点が多々あります。最先端の考え方、技術などを症例ベースでまとめて学ぶ
場がこのPACです。興味深い症例が数多く提示される予定です。是非ご参加ください。
的場 哲哉 先生 九州大学 循環器内科
江原 夏彦 先生 神戸市立医療センター中央市民病院
藤田 英雄 先生 自治医科大学附属さいたま医療センター 循環器内科
片岡 哲郎 先生 鹿児島医療センター
中野 将孝 先生 上尾中央総合病院
会長 中川 義久 滋賀医科大学 循環器内科
石原 正治 先生 兵庫医科大学 循環器内科・冠疾患科
木村 剛 先生 京都大学 循環器内科
幹事 伊苅 裕二 東海大学医学部内科学系 循環器内科
阿部 充 先生 国立病院機構京都医療センター
吉町 文暢 先生 東海大学医学部付属八王子病院 循環器内科
桃原 哲也 先生 川崎幸病院 循環器内科 心臓病センター
谷脇 正哲 先生 所沢ハートセンター
小林 欣夫 先生 千葉大学 循環器内科学
※2019年11月5日現在 プログラム順