会長挨拶
伊苅 裕二(東海大学医学部内科学系循環器内科学)
COVID19の感染者が増加していますが、CVIT2022はハイブリッド形式で予定通り開催します。
一般口演、演者の方もオンラインでのご登壇を可能と変更します。
COVID19の症例数が増加し始めましたが、学会は予定通り開催する所存です。
しかしながら、私たちは医療者であり、一般市民より高いレベルでの感染対策が要求されています。
さて、当初の予定は、シンポジウムはハイブリッド、視聴に関してハイブリッド、
しかし一般演題は現地集合方式としていましたが、予定を変更しすべての発表を
完全ハイブリッド形式にて開催することにします。
したがって、一般口演の演者、座長・コメンテーターもオンラインで参加可能となりました。
各施設の安全管理指針を最優先して適切な方法で学会にご参加ください。
状況が許すのであれば、横浜での参加をお待ちしております。
やむを得ず直前の急な変更となりました。
直前の変更で、当日に混乱をきたす恐れもありますが、出来る限り対応する所存です。
何卒ご理解をよろしくお願い申し上げます。
2022年7月11日
今回はCVITとして、第30回という記念すべき節目の総会の開催となります。本来の日程より1年遅れての開催です。日程は2022年7月21日(木)から23日(土)の3日間で、パシフィコ横浜を会場とする予定です。
CVITは社会的にも重要な活動を行っています。2020年にロータブレーター施設基準改定をCVITは勝ち取ることができました。さらにP2Y12阻害薬のPCI後の単剤使用が添付文書で認められました。こちらもCVITの提案によるものです。またカテ室でのコロナ対応もコンセンサスドキュメントを英文で発表しています。
コロナ対応が、皆様の日常業務の大きな負担となっております。コロナの陰に隠れてしまった感はありますが、ISCHEMIA試験が2020年にNew England Journal of Medicineに掲載され、内科治療と比べてPCIもCABGも総死亡率に差がないという衝撃的な結果が出ました。今後PCIが生き残るために知恵を絞っていかなければいけません。必ず道はあると信じています。その思いから今回のテーマは「インターベンションの真価」としました。
冠動脈治療におけるイメージングと生理学検査の進歩、Structure heart diseaseの治療の進歩、末梢動脈疾患領域の多くの新規デバイス、心不全に対するインターベンション治療など、CVITが関わる様々な興味深い領域があり、「インターベンションの真価」を示さなければいけません。第30回学術集会においては、COVID19によりしばらく雌伏の時を過ごした若手インターベンショナリストによる活発な学術的議論を期待しております。
集会の形式は、ハイブリッド形式を中心に考えていきますが、COVID19の状況による変更の可能性はお許しください。2022年7月21日から23日は、夏の横浜で夕涼みができる状況になっていることを期待しています。可能であればパシフィコ横浜でお会いしましょう。