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ご挨拶

第24回日本神経消化器病学会
会長 奥村 利勝
旭川医科大学 内科学講座
病態代謝・消化器・血液腫瘍制御内科学分野 教授

この度、令和4年9月8日(木曜日)9日(金曜日)に旭川市において第24回日本神経消化器病学会を担当させていただきます、 旭川医科大学 内科学講座の奧村利勝でございます。この任を授けてくださいました三輪洋人理事長はじめ多くの会員の皆様に深く感謝申し上げます。
日本神経消化会病学会は関連研究会(消化器心身医学研究会、IBS研究会、機能性ディスペプシア研究会)を発展的に吸収してきました。 この消化器心身医学研究会には私たちの教室の初代並木正義教授(旭川医科大学第3内科)の冠賞である「並木賞」が優秀演題に贈られていましたが、 この賞を日本神経消化器病学会でも継承していただいております。私たち教室員にとっては大変光栄なことであり、この名に恥じないように研鑽を積んで参りました。
本学会では、この「並木賞」の道のりを振り返ったレクチャーも企画しております。
本会のメインテーマは “原点回帰「病は気から」を科学する”とさせていただきました。 本教室の諸先輩や同僚が取り組んでこられたテーマでもあり、私もこのテーマを中心に据えて研究を継続してまいりました。 神経消化器病学は、消化器病(病)と神経(気)のinteractionを研究する学問とも考えられます。 関連分野の研究者の皆様の最新のevidenceを結集して次へのステップへと繋げていければ幸いです。 是非とも、本学会に積極的にご参加いただき皆様の英知を発信していただけますようにお願いいたします。 予定日時の新型コロナ感染の状況も予測できず、現段階では現地参加を軸にweb参加のハイブリッドにも対応できる学会運営を考えておりますが、 状況によっては開催形態を柔軟に変更する必要もあろうかと思います。 9月初旬の旭川は気候もよく、行楽にも最適な季節であり、北海道ならでは食事や温泉などもお楽しみいただけることを念じております。 日頃の研究や仕事の息抜きも兼ねて是非みなさまに旭川にご参集いただきたく思っております。 今からスケジュール調整をお願いできますと幸いです。 今回24回目ということで、生まれたての赤ちゃんが最短で医師になる年月に相当する時間をかけて本学会は成長してきたと捉えますと、 これからは更に成長し益々社会に貢献する時期を迎えるものと考えられます。
本学会の更なる発展に、微力ながら貢献できますように準備を進めてまいります。
皆様のご協力、ご支援をお願いいたします。
 
令和3年10月吉日
旭川医科大学内科学講座 病態代謝・消化器・血液腫瘍制御内科学分野 教授 
奧村利勝