大会長挨拶
ご挨拶
この度、2023年10月7日(土曜日)~8日(日曜日)に第53回日本腎臓学会西部学術大会を開催させていただきます岡山大学の和田 淳です。岡山での開催は第47回柏原直樹前理事長が大会長をつとめられて以来です。
西部学術大会は症例報告や臨床研究の発表が主体であり、多くの若手が参加されることを期待しています。また若手の皆さんには臨床のみならず基礎研究にも興味を持って欲しいと願っています。そこで本学会のテーマは「虹の向こうに 基礎と臨床を結ぶ次世代腎臓病学」とさせていただきました。学会ポスターでは若手医師がちょっと余裕を見せながら、未来の腎臓病学について語らっています。
プログラムとして、特別講演では「小惑星リュウグウと生命の起源」について岡山大学惑星物質研究所 中村栄三特任教授からスケールの大きいサイエンスについてお話いただきます。招聘講演ではフランス・ストラスブール大学のSylviane Muller教授からSLEの病態と新規治療に関するご講演を、さらに北京大学のHong Zhang教授からIgA腎症に関するご講演を岡山の現地でしていただく予定です。
さらに19名のプログラム委員の先生方が、基礎から臨床までを網羅した興味深いトピックを選び、シンポジウムを構成しますので楽しみにしてください。また教育講演、腎臓病療養指導士企画、ダイバーシティ推進委員会企画、研究倫理・医療倫理に関する研修会、病理企画、学生・研修医のための教育セミナーなど盛りだくさんです。
岡山はコンパクトシティーですので、市内をめぐるときはウォーキングやコミュニティサイクル「ももちゃり」がお勧めです。市内をゆっくり移動すると新しい発見があるかもしれません。多くの皆様のお越しをお待ちいたします。
2023年2月
第53回日本腎臓学会西部学術大会
大会長 和田 淳
岡山大学 腎・免疫・内分泌代謝内科学 教授